かわら版 No.1428 『いざ決戦へ』
2024/10/07最後の政権交代から十余年。
内閣総理大臣経験者として、歴代の政権の所作に対する違和感は、時々に指摘してきました。ここに至り、自民一強で培われた「与党の驕り」は、遂に限界を越えたと断じざるを得ません。
日本を良くするために、政権を取るための戦いをしなければいけない。そういう思いから、覚悟を決めて立憲民主党の代表選挙に立候補し、私は新しい党代表になりました。
新たな総理大臣には、自民党の石破茂・衆議院議員が指名されました。石破総理は正攻法で筋論を押し通す政治家です。彼となら「がっぷり四つ」に組んで、噛み合った論戦ができるものと信じていました。
ところが、総理は国会における議論を避け、異例の速さで解散総選挙を行うことを決めました。野党の追及を受け支持率が下がる前に、国民の審判を受けようという腹積もりなのでしょう。裏金問題で頂点に達した国民の政治に対する不信感を逆なでするような無責任極まる態度と言わざるを得ません。
信なくば立たず。裏金・脱税がまかり通り、世襲政治家ばかりの「古い政治」と決別し、徹底した政治改革でウミを出し切らなければなりません。
私は本気で政権を取りに行く覚悟です。「政権交代こそ、最大の政治改革」。来たる総選挙において自公を過半数割れに追い込み、政権交代を実現し真の政治改革を断行いたします。
そして、アベノミクスによって格差が広がってしまいました。中間層からこぼれる人もふえてきました。格差を是正し、分厚い中間層を復活させるためにも、政権交代を実現しなければなりません。
私には、いつでも政権を担う準備ができています。是非ともお力添えを賜りますようお願い申し上げます。