詳細 | かわら版 | 衆議院議員 野田 よしひこ

かわら版 No.1424 『政権交代こそ最大の政治改革』

2024/09/09

  7日から始まりました立憲民主党代表選挙に立候補しました。23日の投開票日まで全国各地で演説会や討論会が開催されるため、私自身は朝の街頭活動に参加できません。地方議員やボランティアの皆さんに「かわら版」をお配りしていただくことになりますが、何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。


  私は総理経験者として歴代自民党政権の所作に対する違和感を、予算委員会等でたびたび指摘してきました。しかし、自民1強で培われた「与党の驕り」は、遂に限界を迎えたと断じざるを得ません。


  臨界点を突破した政治不信に強い危機感を覚えます。政治に信なくば、政策の遂行が不可能だからです。まずは、政治への信頼回復が最優先の国家課題です。裏金がまかり通り、世襲政治家が跳梁跋扈する「古い政治」と完全に決別し、徹底した政治改革でウミを出す先頭に立つ決意です。


  その上で、「分厚い中間層の復活」という先進各国共通で直面する困難な課題に挑みます。地に足の着いた確かな外交・安全保障政策を展開しつつ、政官関係の歪みを正しつつ、責任ある変革を主導していきます。


  自由民主党の総裁選挙は12日から始まり、27日が投開票日です。権力の腐敗、乱用、私物化、おごり…。これらに対する深い反省を自民党総裁選候補者の言動から感じることができません。自民党の「選挙の顔」をすげ替えるだけの疑似政権交代では、政治を正すことも良くすることもできません。


  政治資金収支報告書への記載義務を怠った不記載額の返納を主張している人がいます。返納ではなく修正申告して納税すべきでしょう。国民の信頼を取り戻すための主張をなぜもっと前にしなかったのでしょうか。思いつきの唐突感を否めません。


  一時、「裏金議員は非公認」的な発言をした人もいます。なぜ、党の党紀委員会や総務会で処分を決定する際に、問題提起しなかったのでしょうか。自民党には離党勧告・除名・公認を出さないという処分もあったはずです。今頃になって何言っているのかと思います。


  そして、総裁選立候補者全員が抜け穴だらけの薄っぺらい改正政治資金規正法に賛成しています。誰も規正法を抜本改正しようとしていません。疑似政権交代ではなく真の政権交代が必要です。


  私は、中道勢力を結集し大きな塊をつくり、与党の過半数割れをめざします。自民1強を倒すためには弱くてバラバラな野党をまとめ多弱を克服しなければなりません。その先頭に立つ決意です。


  

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