詳細 | かわら版 | 衆議院議員 野田 よしひこ

かわら版 No.1298 『2022年を迎えて』

2022/01/04

  年頭に当たり、謹んで新年のご挨拶を申し上げます。


  新型コロナウイルスの変異株「オミクロン」の感染拡大が心配される中で、新しい年を迎えることになりました。水際対策の徹底や3回めのワクチン接種の推進など、引き続きコロナ対策の強化を政府に求めていきます。


  皆様におかれましても、ご自身とご家族を守り、また周囲の大切な方々を守りながら、健やかな日々をお過ごしいただきたく存じます。


  昨年はコロナ禍により夜の会食が激減したため、老後が来たら読もうと思っていた山岡荘八の「徳川家康」に挑みました。400字詰め原稿用紙17400枚、文庫本にして26巻の大部の時代小説でしたが、何とか年末に読了することができました。波乱にみちた天下人の生涯に学ぶことは多く、総理になる前に読んでおけば良かったと、つくづく思いました。


  昨秋の総選挙で立憲民主党が敗れた直後、たまたま尾崎行雄(咢堂)の「民主政治読本」を読んでいたところ、次のような述懐を発見しました。


  「私はほとんど過去半世紀以上にわたり、あらゆる非立憲的勢力をはねのけて、名実兼ね備える政党政治を実現することに尽力してきた。そしてこの目的を達成するためには、何としても本当の政党をつくらなければだめだと思って、ずいぶん骨を折ってみたが、どうしてもだめであった。政党の形だけはすぐできるが、それに公党の魂を入れることがどうしてもできない。」


  議席にあること60有余年、連続当選25回。「憲政の神」「議会政治の父」と呼ばれた尾崎の晩年の言葉が、わが胸に突き刺さりました。私も1993年の衆院選初当選以来、政権交代可能な2大政党制をめざしてきました。自民党と政権取りを争えるライバル政党をつくろうとしてきましたが、残念ながら挫折の繰り返しです。


  今年もまた振り出しに戻ってしまいましたが、悲願である政権交代の実現に向けて前進する決意です。真価を問われるのは7月の参院選です。千葉選挙区では「小西ひろゆき」議員の当選をめざして全力を尽くします。また、全国でも立憲の議席がふえるよう東奔西走するつもりです。


  党勢拡大の契機となる寅年にしたいと思います。皆様のより一層のご指導を心よりお願い申し上げます。


  

活動報告一覧へ戻る
HOMEへ戻るpagetop