詳細 | かわら版 | 衆議院議員 野田 よしひこ

かわら版 No.1287 『任期満了を前に』

2021/09/27

  たたき上げの菅総理の後継を選ぶ自民党総裁選の立候補者は、一転して世襲政治家が揃いました。しかも、ルパンみたいに3世ばかり。家業を継ぐ人たちによる歌舞伎のような舞台も,9月29日にようやく終幕です。


  そして、新しい総理大臣を選ぶための臨時国会は、10月4日に召集されます。ただし、野党が憲法53条に基づいて求めてきた臨時国会とは異なります。私たちが要求してきたのは新型コロナ対策を審議するための国会召集であり、首班指名選挙のための国会など要求していません。


  いずれにしても任期満了(10月21日)が近づいてきましたので、この4年間をざくっと振り返りたいと思います。前回総選挙では県議時代以来の無所属になりましたので、久し振りに初心に立ち返ることを心掛けました。


  まずは、総理を退いた後も長い間SPが警護についていましたが、お断り致しました。特に危険な目に遭うこともなかったからです。警護対象期間中はそれまで日課としていた毎朝の街頭宣伝活動を自粛していました。早朝から警視庁派遣のSPや千葉県警にガードされた活動は、物々しい雰囲気になってしまうからです。


  でも、警護を外してもらうことにより、私の政治活動の原点である毎朝の駅頭活動を復活することができました。「かわら版」を自ら配っていると、ご激励もお叱りもいただきます。2~3時間立っていると、世論を体感できます。


  原点回帰のもう1つの挑戦は、駆け出しの頃のように進んで国会質問に立つということでした。この任期中に本会議の代表質問で複数回登壇しましたし、本年2月には予算委員会で危機管理等で菅総理と対決しました。予算分科会も活用して、地元船橋市の問題もきめ細やかにとり上げました。


  主戦場は衆院財務金融委員会でした。2018年などは40人構成の委員会の中で、質問回数は第3位でした。与野党の若手に混じって、麻生財務大臣や黒田日銀総裁らと論戦を交えました。


  もちろん、質問は回数よりも質が問われます。太田光さんがMCを務める深夜の討論番組で、「最も勉強になる質問をする政治家は誰か」という話題になった時、出演していた自民・公明・立憲・国民の4人の若手政治家全員が私の名前を挙げたそうです。今後も与野党の後輩達の範になるように堂々と論陣を張っていく決意です。


  以上、任期4年の間、街頭に立ち続け説明責任を果たしてきました。コロナ禍という制約がある中、細心の注意を払いながら地元活動に汗をかいてきました。国会議員の本分である質問も、質量ともに充実していたと自負しています。


  自民党の「選挙の顔」が変わったからといって、安倍・菅政権下の不祥事や不手際を国民が忘れるとは思いません。秋の陣では、立憲民主党のメンバーとして堂々と審判を受ける覚悟です。


  

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