かわら版 No.1235 『合流新党に参加します』
2020/08/242017年10月の総選挙で、私は希望の党にも立憲民主党にも入らず、無所属で立候補し当選させて頂きました。以来3年近くの間、野党第1党となった立憲民主党と希望の党を前身とする野党第2党・国民民主党の合流を実現すべく、両党の接着剤の役割を果たしてきました。
本年1月、両党の合流気運が高まりましたが、残念ながら協議は頓挫しました。立憲民主党が自党への吸収合併に拘ったからです。その反省を踏まえ、7月15日、立憲が国民に対し「両党解党による新設合併」の申し入れをしました。私たち野党系無所属議員にも合流の要請がありました。
これに対し国民民主党は、7月22日、所属国会議員による代表選挙の実施など立憲の提案にはほぼ賛同しながらも、「民主的な手続きによる党名選定」を求める回答をしました。
両党歩み寄りの兆しを絶好の機会ととらえ、私の率いる「社会保障を立て直す国民会議」のメンバー連名で、7月31日、次のような立憲・国民の合流交渉に関する緊急要請を行いました。
1.両党は、8月7日を目途として、合流に関する基本合意を行うこと。
2.結党大会については、1の基本合意の後、可及的速やかに行うこと。
この要請が功を奏したのか、8月11日には、両党の幹事長・政調会長間で綱領や規約等の基本合意がまとめられました。懸案だった党名についても立憲が譲歩し、投票方式で新党名を決めることになりました。そして、先週、両党ともに解党したうえで合流し、新党を結成することを党内決定しました。但し、国民民主の玉木代表ほか若干名は不参加を表明しています。
同志の岡田克也さんとは2人3脚で、両党の代表・幹事長や連合幹部の皆さんと頻繁に意見交換しました。枝野立憲代表には、倒幕の起爆剤になった薩長同盟の薩摩にならい、大きな目的のためには相手に譲歩するよう申し上げました。よくぞ野党第1党を解党し、党名選挙まで受け入れる決断をしたと思います。
このように仲介役を務めてきましたので、私は他の無所属議員約20名とともに合流新党に参加します。そして、中道の再結集を契機として、さらにウイングを広げて野党の大きな塊をつくっていく決意です。現政権に対して、明らかに人心は倦(う)んでいます。だからこそ国民の不信、不満の受け皿となり、もうひとつの政権の選択肢を創ることが急務です。何卒、ご理解賜りますようお願い申し上げます。
来る総選挙の争点は、安倍政権のコロナ禍への対応とポスト・コロナ社会のあり方です。国民の命、健康、暮らしが脅かされている時だからこそ、投票率の10%アップを実現したいものです。民主主義を守る闘いにご賛同いただけるならば、裏面の署名簿にご記入の上、ご返信いただきますようお願い申し上げます。