詳細 | かわら版 | 衆議院議員 野田 よしひこ

かわら版 No.1141 『千葉民主連合』

2018/07/23

  1月22日に始まった通常国会は、7月22日に閉会しました。この半年間の会期中、私は衆院財務金融委員会において、12回質疑に立ちました。初心に立ち返って、フレッシュな気持ちで日本の税財政、金融等を論ずることができました。1人の議会人としては、久し振りに充実した国会活動ができたと思っています。


  一方で、「一強多弱」による無力感や虚無感を、つくづく思い知らされる国会でもありました。森友・加計問題など、権力を私物化する安倍政権の専横は目に余りました。本来ならばとっくに退陣する状況なのに、倒し切れないのは別の受け皿がないからです。


  国会最終盤には、参院議員の定数を6人増やす「天下の悪法」まで強引に採決に持ち込まれ、自公両党の賛成で可決、成立してしまいました。人口減少時代に突入し、地方議会でも定数削減が進んでいます。時代の流れに逆行しています。


  2012年11月14日の党首討論で、私と当時の安倍自民党総裁は、国民にご負担(消費税引き上げ)をお願いする前に、衆院の議員定数削減により身を切る覚悟を示すことを約束しました。その精神は、当然のことながら参院改革にも反映させなければならなかったはずです。来年10月に消費税を10%に引き上げる予定です。その前の7月の参院選で定数を6増することが、国民の理解を得られるでしょうか。


  選挙制度は民主主義の根幹に関わります。特定の政党が勝手に決めてはなりません。しかし、今回の法改正は自民党の自民党による自民党のための党利党略でした。その悪法のゴリ押しを安倍総理が認めたのは、9月の総裁選で自民党参院議員の圧倒的支持を得るためでしょう。露骨な個利個略です。


  こんな理不尽がまかり通るのは、昨秋の衆院選を契機に野党第1党の民進党が分裂し、今もなお野党がバラバラだからです。巨大与党と対峙するには、野党が足を引っ張り合うのではなく、大きな塊になって立ち向かっていかなければなりません。


  そこで、私は全国に先駆けて、千葉県で野党結集の受け皿をつくることにしました。それが、地域政治団体「千葉民主連合」です。6月10日、藤井裕久元財務大臣に記念講演をしていただき、旗上げしました。代表には、提唱者である私が就任しました。立憲民主党や国民民主党、無所属の県議・市議ら約60人がメンバーに加わりました。旧民進党の再結集はほぼ完了しましたので、今後はさらに非自民の志を共有できる人たちに呼びかけていこうと思います。


  7月22日には、北川正恭元三重県知事をお招きし、地方議員団に檄を飛ばしていただきました。この房総の地で、穏健保守からリベラルまでを大きく包み込む政治勢力を結集し、来春の統一地方選や参院選挙等の勝利と躍進を期していく決意です。


  

活動報告一覧へ戻る
HOMEへ戻るpagetop