11月１日、特別国会が召集されました。国会において内閣総理大臣を指名するための首班指名選挙が行われましたが、圧倒的多数で安倍晋三氏が選任されました。先の衆院選の比例区得票率は、立憲民主党が19.9％、希望の党は17.4％でした。足せば37.3％で自民の33.4％を上回ります。単純な足し算は通用しませんが、民進党が割れ野党が分断されたことは、痛恨の極みでした。

　　私は政党の後押しなく自・公のぶ厚い壁に挑み勝利した一騎当千の猛者たちと、「無所属の会」を結成しました。会派所属議員は13名。衆院に限ると、共産党や維新の党を上回ります。このチームを軸に、自公政権を倒すための野党連携を図っていく決意です。

　　議員は必ず１つは常任委員会に所属することになっています。私は、希望がかない財務金融委員会に入ることができました。原点に立ち返って、日本の財政について麻生財務大臣と、金融政策のあるべき姿については黒田日銀総裁と丁々発止の議論をしたいと思います。

　　会期が12月９日までと決まりましたので、今国会中にも質問するチャンスがあるかもしれません。麻生大臣には、財政健全化目標を先送りした責任について、黒田総裁には日本銀行の国債の大量購入による財政ファイナンスの副作用について、しっかりと質したいと考えています。

　　財政・金融の破綻という目の前に立ちはだかっているとてつもない脅威から、何としてもこの国を守るために働く決意です。