詳細 | かわら版 | 衆議院議員 野田 よしひこ

かわら版 No.1068 『ご挨拶』

2016/12/26

  「風車 風の吹くまで 昼寝かな」。これは戦前の宰相・広田弘毅が不遇の外交官時代に詠んだ句です。総理を辞めた後の私の心境も、これに近いものがありました。しかし、平成28年は、私にとって久し振りに激動の1年になりました。風も吹いていないのに、起き上がらなくてはならなくなりました。


  まずは2月19日の衆院予算委員会において、質問に立ったことです。安倍総理との1問1答形式の対決は、2012年11月14日の党首討論以来3年半ぶりでした。宿題として残っていた議員定数削減について質疑し、やっと10削減までこぎつけることができました。


  次は、3月27日、旧民主党と旧維新の党等が合流して「民進党」を結党したことです。国会議員の数もふえましたが、千葉県第4区総支部も県議1名、市議1名が新たにメンバーに加わりました。


  そして、臨んだのが7月の参院選です。民進党という党名はもちろん、「自由」「共生」「未来への責任」という結党の理念も十分に浸透せず、大変厳しい戦いでしたが、千葉県選挙区において小西洋之議員の再選を何とか果たすことができました。皆様のご支援に対し、改めて深謝申し上げます。


  岡田克也前代表の辞任に伴い、9月には民進党代表選挙が行われました。3名が立候補する選挙になりましたが、私は、常に行動を共にしてきた同志中の同志である蓮舫さんを全力で応援しました。そして、蓮舫代表誕生までは予定通りだったのですが…。


  はからずも蓮の花を下支えする蓮根役を仰せつかることになりました。総理の時は「ドジョウ」でしたが…。持ち味を生かして泥臭く党勢拡大に努めていく決意です。


  幹事長というポストは、地方組織、団体交流、国際交流、国民運動、広報、財務、総務などあらゆる党務の要です。トップの意向を踏まえ、党内の様々な意見を集約して事にあたらなければなりません。己を空しくしなければやれない仕事です。その中でも、国会対策と選挙対策の司令塔になることが最も重要な使命です。理念や基本政策が異なる政党と協議することも、恩讐を超えて一杯やることもあります。民進党が2大政党の一翼を担うことができるよう、しっかりと職責を果たしていく覚悟です。


  1年間、本当にお世話になりました。そして、いよいよ決戦の年を迎えます。皆様のより一層のご支援を心よりお願い申し上げます。

 

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