かわら版 No.979 『岡田氏を応援します』
2015/01/09民主党代表選は7日告示され、18日に新代表が決まります。立候補の届け出順でいうと、長妻昭元厚生労働相、細野豪志元幹事長、岡田克也代表代行による3つどもえの選挙戦となりました。「ミスター年金」の長妻氏も「若手のホープ」の細野氏も魅力的な政治家ですが、私は「岡田克也」氏を全力で応援します。
今回選ばれる代表の任期は2017年9月末までの2年8か月。その間には、今年4月の統一地方選挙、来年夏の参院選があるほか、場合によっては解散総選挙も行われる可能性もあります。その際、野党第1党である民主党代表は党のリーダーであるだけでなく、私たちが有権者に提示する総理候補になるのです。
岡田氏は、内閣総理大臣になる覚悟と器量をもち、その準備を着実にしてきた人物です。次期総理候補と衆目が一致する人が党首討論で安倍総理と堂々と渡り合い、国会論戦の先頭に立たなければ各級選挙を戦えません。
民主党は「生活者」「納税者」「消費者」「働く者」の立場に立つ政党です。そして、中間層の厚みがあり格差の小さい社会をめざしています。安倍政権下で格差(経済的格差、世代間格差、地域間格差、企業間格差)が広がる中、立ち位置の違いを明確に打ち出せるリーダーはやはり岡田氏です。野田政権では副総理として支えていただきましたが、私は彼のブレない政治姿勢に全幅の信頼を置いていました。立党の原点に回帰することにより、党の再生を実現してほしいと強く願っています。
先の総選挙では、民主党は首都圏において極めて厳しい結果となりました。小選挙区で勝利できたのは、千葉、神奈川、埼玉がそれぞれ2選挙区。東京にいたっては僅か1選挙区でした。既得権と闘う改革政党としてのメッセージが弱くなっているからだと思います。都市部で党勢拡大できなければ、2大政党の一翼を担うことは困難です。都市部有権者に向けたメッセージの発信力という観点からも、これまで定数削減等の政治改革や行政改革を主導してきた岡田氏に期待したいと思います。
岡田氏は昨年末に網膜剥離の手術を受けたばかりであり、気圧の関係で飛行機に乗ることもできませんし、街頭演説も控えなければなりません。他候補に比べるとハンディを負った選挙戦です。それでも、党再生のラストチャンスだという強い危機感から出馬をしました。私はその重大な覚悟をしっかりと受け止め、岡田氏の目となり手足となって応援する決意です。