かわら版 No.899 『捲土重来』
2013/03/18国政を担う才幹を持ちながら、一敗地にまみれた同志がたくさんいます。彼(女)らを鼓舞し、その再起を後押しするのが私の使命です。
岐阜1区の柴橋正直君もその一人。昨年11月14日、私は安倍総裁との党首討論の席上、2日後の解散を予告しましたが、柴橋君は何とその晩にお付き合いをしていた女性にプロポーズをしました。残念ながら2期目の当選を果たすことはできませんでしたが、志を曲げずに二人で茨の道を進もうとしています。
3月17日、岐阜市で結婚披露宴が開催されました。私も捲土重来を期す新郎新婦を激励すべく出席させていただきました。そして、「私の業績の中で最も輝かしいことは、妻を説得して私との結婚に同意させたことである」と語ったという、英国の生んだ大政治家ウィンストン・チャーチルの名言を紹介しました。
海軍大臣に就任したチャーチルが、初出勤の日、妻に言う科白が泣かせます。「感謝する。私のような男と結婚した軽率さに。長年連れ添ってきた愚かさに。そして、いつも変わらぬ愛に」。演説の名手は、妻に感謝の言葉を言う際にもレトリックを駆使したようです。
そして、極めつけの名ゼリフ。「生まれ変わっても、大英帝国の一員として生まれたい。生まれ変わっても、チャーチル家の一員として生まれたい。生まれ変わっても、君と夫婦になりたい」。
スピーチの結びは、大戦当時にチャーチル首相が語った「もっとも有名な六語」で締めました。
「ネバー、ネバー、ネバー、ネバー、ギブ・アップ」。