詳細 | かわら版 | 衆議院議員 野田 よしひこ

かわら版 No.1215 『街頭の自粛について』

2020/03/23

  毎朝の日課として長年にわたり続けてきた駅頭で「かわら版」をお配りする活動を、3月に入ってから自粛しています。船橋市内で初めて新型コロナウイルスの感染者が確認されたり、安倍総理による大規模なイベントの自粛や一斉休校の要請があったりしたからです。


  政治家の活動は街頭に立ったり集会を開いたり、不特定多数の人と接するのが日常です。握手をしたり一緒に写真を撮ったり、濃厚接触する機会も多い仕事です。だから、人一倍細心の注意を払わなければなりません。


  不特定多数の人と接する機会が多い国会議員が全国各地から集まる国会議事堂が、クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」のように集団感染のホットスポットになったら大変です。


  カナダのトルドー首相は、夫人の感染検査の結果が陽性と判明し、自宅隔離で仕事をしているそうです。フランスやインドネシアの閣僚も感染しました。イタリアの与党党首や複数の自治体首長も感染しました。イランにいたっては副大統領2人、閣僚数名、国会議員30人以上が感染し、国家の中枢にウイルスが蔓延しています。


  いまパンデミック(感染症の世界的な大流行)の中心は欧米に移った感がありますが、引き続き日本も感染拡大防止にむけて緊張感をもって対応していかねばなりません。私も政府の自粛解除宣言がない限りは、駅頭のビラ配りは残念ながら控えさせていただきます。なお、週替わりで発行し続けている「かわら版」は、ネットで公表すると同時にポスティングでお配りしてまいります。


  以上のような事情をご賢察賜り、ご理解くださいますようお願い申し上げます。


  


  なお、3月19日、新型コロナウイルス対策政府・与野党連絡協議会において野党側から下記のような提言をしました。


1.感染拡大防止のための緊急対策


○ 医療機関、高齢者施設等の従事者の感染防止に必要となる医療機器、衛生品(マスク、手袋、ゴーグル、消毒液、防護服)、医薬品等の確保に万全を期すこと。また、その他必要とする人々に対するマスク等の配布・流通について配慮すること。


○ PCR検査体制を強化し、国内感染の実態を早期かつ十分に把握するとともに、入院を要する肺炎患者の確定診断や退院要件である陰性確認を迅速に行うこと。また医療崩壊を招かぬように、感染者等の症状に応じた診療・医療体制及び自宅療養のあり方について早急に検討すること。


2.国民の暮らしといのち、経済を守るための緊急対策


○ 可能な限り、税、社会保険料、公共料金等の負担軽減措置を講ずること。


○ 希望者に対し、地方税や消費税の予定納税を含め一年間の納税猶予を確実に実施するとともに、次年度の所得の状況に応じた減免を可能とすること。


○ 政府の自粛要請に伴うイベント等の中止、学校の一斉休校、入国制限等により、直接・間接を問わず影響を被った事業者、個人(パート、フリーランスを含む)に対する経済的損失の一定割合や、前年同月比での収益・所得の減少幅の一定割合を補填するなど、事業継続、生活水準確保のための措置を実施すること。


○ 事業者の資金繰り対策のため、政府系金融機関による無利子貸付や無担保枠及び融資上限額の拡大、据え置き期間や返済期限の延長など更なる負担軽減措置、償還免除等の大胆な措置を実施すること。


○ 既存のスキームを活用すること等を含め、子育て世帯をはじめ広く大胆な国民への給付を行うこと。


○ 給付型奨学金の支給要件緩和、対象者の大幅増の措置を行うこと。また、奨学金の返済猶予や、所得の実態の応じた授業料減免の措置を行うこと。


○ 年金生活者支援給付金の上乗せなど、一定所得水準以下の高齢者等の生活保障のための支援を行うこと。


○ 雇用調整助成金の補助額を全国一律に10/10とし、支給日数限度を延長するとともに、対象に非正規労働者を加えること。また欠勤扱いや時短分などの給与補填を可能とすること。


○ 十分な感染防止対策を講じつつ、感染状況に応じて学校休業など様々な分野における自粛緩和に向けた指針を示すこと。


以上


  

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