詳細 | かわら版 | 衆議院議員 野田 よしひこ

かわら版 No.991 『戦い終えて』

2015/05/11

  4年に1度の政治決戦、統一自治体選挙が終わりました。前半の県議選においては、わが民主党は千葉県では21名を公認して戦い、17名が当選。改選前より3議席増やすことが出来ました。全国的には関西など依然として党にとって厳しい地域もありますが、千葉県においては党勢回復の兆しが見えてきたような気がします。後半の市議選においても県内で17名を公認しましたが、全員が当選を果たすことができました。


  地元船橋市は皆様の温かいご支援のお陰で、百点満点の結果でした。県議選では党公認の新人候補が、県政史上最高の約4万6,500票ものご支持を頂き、トップ当選しました。市議選においても、公認候補が1位、3位、9位と上位に名を連ね、推薦候補も12位で当選することが出来ました。私が総支部長を務める民主党千葉県第4区総支部は、国・県・市の各級議員ががっちりとスクラムを組み、わが船橋市から、千葉県から、民主党再生を実現していく決意です。


  約1か月にわたる戦いを終えて迎えた5月の連休、私は台湾に飛びました。対外関係協会から「日台関係」についての講演依頼があったからです。私は、4年前の東日本大震災に際して、台湾から友情あふれる破格の義援金を頂いたことに、改めて心からの謝意を表しました。


  また、民主、平和、法治といった共通の基本的価値観を有する日台間では、長年にわたり良好な国民感情と深い相互信頼が育まれてきました。この土台を踏まえて私の総理在任中にも、日台民間投資取決めの署名やオープンスカイの実現など、日台関係における重要な進展があったことをお話ししました。特に、オープンスカイ実現後、多くの台湾人観光客に訪日していただいており、昨年は、過去最高の297万人(台湾の全人口の約12%)もの台湾人観光客が訪日しました。


  馬英九総統、蔡英文・民進党主席、王金平・立法院長(日本の国会議長にあたる)などとも会談しました。これらの要人たちには、最近の台湾側による日本産食品に対する輸入規制強化の決定について、誠に遺憾であると強く伝えました。原発事故発生後、福島、栃木、群馬、茨城、千葉の5県産の食品は輸入禁止されていましたが、今般、その他の42都道府県についても産地証明書の発行などの規制強化が発表されたのです。


  「食の安全」については、我が国の国民も非常に敏感です。だから、日本産食品の安全性については、厳格な検査体制等の実施により確保されています。ちなみに私は千葉県民ですので、千葉県産の食品を四六時中食べていますが、尿酸値が若干高い以外はいたって健康です(尿酸値はあくまで自己管理の問題)。私は、台湾側に対して、科学的根拠に基づく慎重な対応とともに、規制強化の撤回と現行の措置の緩和を強く求めました。


  手応えは十分でした。必ず近いうちに善処されると確信しています。

 

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