7月は、13回講演しました。様々な地方をお訪ねしましたが、アベノミクスの効果が隅々まで行き届いているとは到底思えませんでした。むしろ、ガソリン代の高騰など悲鳴のような声ばかりお聞きしました。
いかなる講演も一期一会の精神で全力投球しますが、とりわけ未成年を対象にした講演は神経を使います。15日の大阪・常翔学園、16日の地元・東葉高校と珍しく高校生を対象とした日程が続きましたが、教育現場が講演会場でしたので党派性や特定の政治色が出ないように苦労しました。また、話に飽きてしまわないように、全員参加の○×式のクイズを採り入れるなどの工夫も凝らしました。
少しでも若者たちが政治をより身近に感じ、今後関心をもってくれるようになったら幸甚です。そして、改めてネクスト・エレクション(次の選挙)よりも、ネクスト・ジェネレーション(次の世代)を重視する政治をめざそうという思いを新たにすることができました。
8月は、できるだけ地元の夏祭りや盆踊りに参加しようと思っています。同じ地域に住む老若男女が一同に集まる機会は滅多にありません。地元の皆様の様々な声を直接お伺いする好機です。
宴のあとの後始末には、いつも感心させられています。全員でゴミ拾い・清掃を行い、役員や班長がゴミ袋を分担して自宅に持ち帰ります。その手際の良さは、お見事です。サッカーW杯ブラジル大会では、ザック・ジャパンは残念な結果に終わりましたが、日本人サポーターによる試合後のゴミ拾い・清掃は高く評価されました。これも、夏祭りの後始末の延長線上にあるのではないでしょうか。
ご近所の底力が、日本の底力の源泉なのです。そして、平時における地域の連帯は、災害時における防災力にもつながるのです。
祭りは政(まつりごと)の原点といえるでしょう。