詳細 | かわら版 | 衆議院議員 野田 よしひこ

かわら版 No.946 『鹿児島決戦』

2014/04/07

  自民党の徳田毅前衆院議員が1億5千万円にも上る運動員買収で議員辞職したため、衆院鹿児島2区において補欠選挙が行われます。4月15日告示、27日が投開票日です。


  消費税が引き上げられた直後のこの時期に、血税を使って補選が実施される原因は政治とカネに対する自民党の体質によるものです。党として謙虚さがあるならば、今回に限っては候補者の擁立を見送るべきだったでしょう。しかし、自民党は一言の反省の弁もなく、公認候補を発表しました。候補者は67歳の県議会議員です。徳田前議員の公民権停止は5年間ですから、その間限定の代役と勘繰られても仕方ないでしょう。安倍政権は「戦後レジームからの脱却」を標榜していますが、戦後一貫して続いてきた自民党の金権政治から脱却することは微塵も考えていないようです。


  かつて雄藩と呼ばれた薩摩藩は、西郷隆盛、大久保利通など維新の英傑を多数輩出しました。そして、北海道開拓に手腕を発揮した第2代総理・黒田清隆、近代財政を確立した第4代総理・松方正義、日本海軍の父といわれる第8代総理・山本権兵衛など、鹿児島県出身の有力政治家は数えきれません。その政治風土の再生が厳しく問われる選挙となります。


  民主、維新、結い、生活の野党4党は、民主党前衆院議員の「打越あかし」君を推薦し、ともに戦っていくことを決定しました。打越君は松下政経塾の1期後輩です。もう33年にわたるお付き合いになります。おそらく、最も付き合いの長い同志の1人です。妻と初めて出会ったのが28年前ですから、ある意味それ以上に深い関係です。


  打越君の血のにじむような努力で、3人くらいの少人数から20人くらいのミニ集会を繰り返し続けてきました。そして、鹿児島県議を4期、衆院議員も1期務めました。決してその道のりは平坦ではなく、苦杯をなめた経験も一度ではありません。彼は一貫してブレることなく、医療法人「徳洲会グループ」の組織ぐるみの金権選挙に挑み続けてきました。その志は筋金入りです。鹿児島の金権風土を塗り変えることができる人物は、打越君以外に考えられません。


  30年来の古い友人の乾坤一擲の大勝負。私も渾身の力を込めて応援します。4月5日の指宿市における総決起集会を皮切りに、金権政治に終止符をうつための決戦に、私も参戦する決意です。

 

活動報告一覧へ戻る
HOMEへ戻るpagetop